遺影撮影のご案内


 私が家族に残す、やさしく見守る「遺影」

年間30万件の遺影を作成するある会社が、20~60代の女性500人に、自分の遺影を選んでおきたいですかと尋ねたところ7割の方が遺影は自分で選びたいと答えたそうです。しかし、実際に遺影を準備された方は2%との結果でした。

そこには、なかなか撮りづらい。誰に頼んでいいのか解らない、また、早く準備をすると悪い事が起こるのではと迷信じみた事を思われる方がいるかもしれません。



蓮如上人は
我やさき、人やさき、きょうともしらず、あすともしらず、おくれさきだつ人は、もとのしずく、すえの露よりもしげしといえり。されば朝には紅顔ありて夕べには白骨となれる身なり。すでに無常の風きたりぬれば、すなわちふたつのまなこたちまちにとじ、ひとつのいきながくたえぬれば、紅顔むなしく変じて、桃李のよそおいをうしないぬるときは、六親眷属あつまりてなげきかなしめども、更にその甲斐あるべからず。さてしもあるべき事ならねばとて、野外におくりて夜半のけぶりとなしはてぬれば、ただ白骨のみぞのこれり。

『白骨の御文』(5帖目第16通)


まだまだ先のことと思っている私に今日とも明日とも知れないいのちを生きているのだと教えています。

急な家族の不幸に際し亡くなられた方を前にし遺影を選ばなくてはならず、いざ遺影を選ぶとなると使用できそうな写真は多くはありません。また、選ぶとなると「厳格な人だったからキツメの顔がいい」とか「笑顔は良いのだが前の人の顔が邪魔だな」や、「この写真が良いんだが小さいしピントも合ってないし」・・・と思いはまとまらず、短い時間に選ぶのは難しいものです。


ある新聞に「遺影写真をどんな風にしたい」かとアンケートした結果、
①普段着で笑顔 ②好きな場所で ③趣味の物を持つなど自分らしさの出てるもの ④正装で真顔
と記載されていました。

そこには
  • 元気な姿で笑顔な
  • 自然体で自分らしく
  • 今までの遺影写真ではなく、覚えていて欲しい私の姿を
と私が家族に残したいと思う姿なのかもしれません。

写真家 大西暢夫さんはリラックスした雰囲気の中、対話をしながら自然な姿を引き出し撮影します。

仕上がった写真は、とても柔和な表情をとらえ、家族や友人をやさしく見守る姿を写しています。


大西 暢夫
写真家、映画監督、作家、記者。

著書
『おばあちゃんは木になった』(ポプラ社:第8回日本絵本賞)
『ぶた にく』(幻冬舎エデュケーション)(第59回小学館児童出版文化賞/第58回産経児童出版文化賞大賞)

映画
『水になった村』 http://movies.polepoletimes.jp/mizu/
■ 撮影費:お1人/2万5千円
  • 大西暢夫さんによる撮影
  • 大西暢夫さんが選ぶ、額入り大判の写真1枚(裏に大西暢夫さんの署名入り)
  • 大西暢夫さんが選ぶ、小判の写真1枚(裏に大西暢夫さんの署名入り)
遺影、ポートレイトにご興味のある方は上善明寺までご連絡下さい。